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gallery [Glanta]グレンタ。
セイラタウン下江津の中に今年の春誕生した「木立の家」。
すまい工房の新しい展示場である。
その隣にもうすぐOPENするのが、すまい工房のgalleryギャラリー。
私にとっては「木立の家」は2番目の娘。
そしてこのgallleryは2番目の息子の様な感じ。(子供が4人になってしまった。)
娘「木立の家」は、繊細だが自由奔放なところも持ち合わせた様な...とても穏やかでやさしい癒しを与えてくれる...そんな存在。
展示場オープンはそんな娘の結婚披露宴みたいなものだった。
初めての宿泊体験は自分たちが...!そんなことをよく一緒に担当した菅原さんと話したものだ。
早いものでそれからもう4ヶ月。
娘の新婚生活(展示場オープン後の反響...みたいな感じかな?)に気をもむ暇もなく、今度はヤンチャ坊主が社会にデビューしてしまう。
このヤンチャ坊主もまた可愛くて仕方ない。
着工から約2ヶ月。彼の成長が気になり、毎日の様に現場に通った。
彼は娘「木立の家」以上に手のかかる子であった。
(結構、実際の子育てと同じだなあ。息子の方が手がかかったし...。)
荒っぽいし素直じゃない。(これは設計者の性格が表れただけかもしれない...)
でも沢山の職人さんたちの愛情が注がれたことによって、立派な青年に成長している。
9月4日。彼はついに社会にでる。
これからいろんな人たちに揉まれ、また違った風貌に成長していくことだろう。
親の役目はもう少し。なんだか寂しいのが正直なところだ。。
しかしそんな生ぬるいことを言っていては、子供の成長に悪いのである!
あと一踏ん張り!
皆様、私たちが手塩にかけた道楽息子(?)gallery[Glantaグレンタ]にご期待あれ!
□Glantaグレンタの意味についてはまた後日お話します。 クボより
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(すまい工房) 2010年8月20日 23:52 | 個別ページ
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『木立の家』 最終話
連載も、今日で5回目になりました。
実は、どうしても話しておきたかったことは、もうほとんどありません。
でも、話せることはまだまだ沢山あります。
私以外の人にはどうでもいい話や、くだらない話。
偶然が起こした奇跡の話や、菅原さんとわたしの内緒話♪
思い出がありすぎて、たぶんこれらは『木立の家』にとって重荷...になっていきそう。
そろそろ、本気で子離れしなければ。
彼女(=木立の家)は、これから彼女自身で[らしさ]を見つけて、成長してくれるはず。
私は次のステップへ進もうと思います。
最後に。
『木立の家』を作ってみて感じたこと。
食う寝るところ、それが家。
カッコよさも、見栄も、意地も、なぁんにもいらない。
家族が、気持ちよく、心地よく、穏やかに生活できること。
おもいっきり、泣いたり、笑ったり、怒ったりできること。
家に必要なのはそれだけなのかもしれない。
追伸) 連載『木立の家』を読んでくださった方々へ
私の親バカ的思考ではありましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
いやぁ。家に対して親バカになれるっていいもんですね。
また味わってみたいものです。
クボ。
(すまい工房) 2011年2月21日 22:18 | 個別ページ
『木立の家』 第4話
年をまたぎました連載『木立の家』。
今年もGlantaグレンタ君共々、「すまいの森」の成長を見守ってください。
さて第4話目となりました。
『木立の家』の誕生秘話的なものは今までお話しした通り。
今日は皆さんのお家づくりでも共通する「素材選び」の話。
『木立の家』で大切にしたことは「素材をデザインせず、その質感のバランスでデザインする」こと。
文章では分かりづらいかもしれませんが、『木立の家』を見たことがある人はなんとなく分かられるのではないでしょうか?
そもそも「素材を選ぶ」なんて、チンプンカンプンだし面倒くさい...と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でもすまい工房の家づくりの良さはここにあると思います。
自分の家らしさが生まれるし、家づくりがものづくりだという実感が湧きます。
自分の思い入れが思い出になり、家の中で永久に存在し続けてくれるのです。
『木立の家』には、多くの素材が存在します。
そしてそれら素材全ての「選んだ理由」を私は覚えています。
造作家具をタモ材にした理由。
手摺を鉄にした理由。
ガラスはすりガラスでなければいけなかった理由。
ドライルームの床が麻タイルの理由。
玄関土間をたたき風のモルタル仕上にした理由。
...全ての理由が家への思い入れであり、それが年月を経て思い出になり、愛着へと変化する。
昔の家ってたぶんこうして作られていたと思います。
じいちゃんは自分の家を誇らしげに語ってくれます。
自分の家に使われている素材の名前を知っているし、大切に自分でメンテナンスしています。
そういうのって、忙しい世の中になってしまった今では面倒に思えるかもしれません。
しかし、自分が苦労して働いて建てる家だからこそ、自分たちの愛着の湧く、自慢の家にしたい...ということは誰もが願っているはずです。
だからこそ、自分で素材を選び、思いを込めて家づくりをすることは、決して面倒なことではないと思います。
もちろん、素材選びは難しいです。
選択を間違えると、ちぐはぐな家が出来上がります。(これは第3話でお話した通り...)
でもすまい工房には沢山のスペシャリストがいるからご安心を。
チームで皆さんの家づくりをサポートします。
そしてスタッフもそれを心から楽しんでいます。
みんながみんな自分の家のことの様に思いを込めています。
時には暑苦しいこともあるかもしれません(^^;)
でもこれもみんな、それが最良の家づくりだと分かっているからなのです。
『木立の家』を見ると、すまい工房の家づくりの意味がきっと分かりますよ♪
(すまい工房) 2011年1月16日 13:05 | 個別ページ
『木立の家』 第3話
『木立の家』の話をする時、何度となく登場する「素」という言葉。
この言葉は、私と菅原が色んなことを考えたり、探したり、決断したりしている去年の今頃、合言葉のようにして使っていた言葉だ。
『木立の家』は、何でも2人で話し合って決めた...ということは第1話でもお話した通り。
この「2人で決める」という事は、とても難しいことだと思う。
家づくりというものは、最初から最後まで「何かを決断する」ことの連続。
夫婦2人で決めたり、設計やコーディネーターなど担当するスタッフと一緒に決めたり...。
それら「決断」のほとんどに複数の人間が関わる。
しかし、人の価値観やセンス、趣味思考は全然違うもの。
だから、決断への大きな方向性は、誰か1人に委ねるしかないのだ。
「キッチンは...」と旦那様が奥様に委ねたり、「庭づくりは...」と奥様が旦那様に委ねたり。
『木立の家』は先ほどお話した通り、2人で決断したことが多い。
もちろん、私と菅原の趣味思考も全く違う。
趣味思考の違う2人が、1つの家をつくるわけだが、それぞれが好き放題に自分の意見を押し通そうとしていたら、ちぐはぐした継ぎ接ぎだらけの家ができていただろう。※これは夫婦間でもよくあるのでご注意を。(うちでもおこってます...)
ちぐはぐを無くすにはどうすればいいのか...。
それには、まずお互いのイメージの疎通が不可欠。
そして、一番大切なのはこの家のコンセプトをしっかりと自立させておくこと。これがブレたら駄目。
私と菅原を終始助けたのが、「素」という言葉だった。
この言葉1つで、イメージの疎通もできたし、コンセプトもブレなかった。
家づくりの「決断」のほとんどが選択問題だ。
何個かある素材や色などから、1つを選択する。
「どれが好き?」という基準で決めていたら、2人どちらかが折れないと決められなかったと思う。
そして結果、ちぐはぐになっていたはず。
私たちは常に「どれが素かな?」で決めていったのだ。
「素」...素材の素。素朴の素。素直の素。素のままの素。
素材感を大切に、華美な装飾やデザインは無し。
素材の質感と色のバランスでデザインする。
空間に素直さを出す。頑張りすぎないことを頑張る。
色んなことが「素」という言葉から決まっていった。
「なんだか曖昧で、よくわかんない...」という人の為に。
例えば、すまい工房の家でよく見かけられる杉の棚板。
これは強度的なものもあって3センチの厚みがあるのだが、これが厚すぎる...という意見をよく耳にする。
もちろん「木立の家」でも数人の方々から「厚みが薄く見える工夫をしては?」とのご指摘を、最初の頃から言われていた。
個人の思考からだと薄く見える工夫をしていたかもしれない。
しかし「素」がすっかり浸透していた私と菅原にはすぐに「違う」という答えがでた。
薄くする努力は「木立の家」の中では「頑張りすぎる」ところになりそうだったからだ。
そんな小さなところにも「素」の要素は混じっている。
その積み重ねで完成したのが「木立の家」だ。
Glantaで最初に個展を開いてくださったGajuガジュさんが「木立の家」を見ておっしゃってくれたこと。
「頑張りすぎてないとこがいいですね。でも、すっごい頑張ったでしょ(笑)」
涙が出そうだった。
本当にその通りだったから。
そんな嬉しい出来事たちが、また私の「木立の家」への愛情を深めていく。
話はどんどん長くなりそうなので...。
続きはまた後日♪ おやすみなさい。 クボ
(すまい工房) 2010年12月13日 23:35 | 個別ページ
『木立の家』 第2話
『木立の家』が幸せ者なのは、沢山の「お父さん」と「お母さん」がいること。
突っ走っていたあの頃、私たちは2人でやるしかない!と思っていた。
情熱は時にエネルギーにもなるが、周りが見えなくなる...という恐ろしい状況をも作り出す。
とにかく走り続けていた私たちは、一時期その恐ろしい状況にいたのだ。
全く周りが見えておらず、暴走していた。
そんな暴走を何度となく止めにかかってくれたのが社長だった。
冷静に私たちを立ち止まらせてくれた。
トータルでのデザイン監修をしてくださった式田完先生。
広く穏やかな心で、燃えたぎっている私たちをなだめてくださった。
夜な夜なカップラーメンをむさぼりながら頭を悩ませる私たちに声をかけてくれたやさしいスタッフたち。
時には引きずりこんで、「とにかく話を聞く係」を深夜まで担当してもらったスタッフもいる。(アリガトウ!Hちゃん♪)
「親分碇氏が、なんとかしてくれる!」 それが2人の口ぐせでもあり、心の支えだったかもしれない。
私たちの『木立の家』への思いは、口や図面では言い表せない感覚的な部分が多かった。
しかしどんなに強く思っても、それを作り手に確実に伝えなければ形には成り得ない。
作り手。つまり沢山の職人さんたち。
だから私たちは、とにかく沢山の職人さんたちと直接話をした。
図面では伝えきれない、その感覚的なものを伝えるために。
私たちが恵まれていたこと。
それは、沢山の人々がいつも周りにいてくれたことだと思う。
経験も知識もまだまだ未熟な私たちに、いつも誰かが助け舟を出してくれた。
『木立の家』には、そんな沢山の「お父さん」や「お母さん」がいて、沢山の愛情が注ぎ込まれている。
素直な愛情は、素直な気持ちを育てると思う。
だから『木立の家』はとても素直。
みんなに感謝して、生きていかなきゃね♪
続きはまた今度。。 クボ
(すまい工房) 2010年12月 4日 20:00 | 個別ページ
『木立の家』 第1話
「木立の家」らしさの始まりは1冊の本と、ある店舗への訪問だったと思う。
1冊の本とは、住宅作家伊礼智さんの本 。
![]()
そしてある店舗とは、奈良にある『秋篠の森』。
「木立の家」が今のかたちへと進み出したのは、ここからだった気がする。
当初の設計案の中には、「木立の中に埋もれる様にして建つ家」という漠然としたイメージしかなかった。
とにかく、豪華絢爛なモデルハウスは建てたくない。それだけは守ろう。
色んなモデルハウスに自分が建てる側として足を運んで、いつも思うのが「見所満載で面白いけど、何か落ち着かない...。」だったから。
心地よくて、穏やかで、少し背伸びすれば手の届きそうなモデルハウスを作りたかった。
だから私はセイラタウンのその敷地に、木立とそれら木々を邪魔しない様な控えめな家を想像した。
しかし、事はそう簡単には進まなかった。
とにかく着工までの時間がなく、とても漠然とした私たちの頭の中を、そこ1~2ヶ月ほどで具体的なものに変化させなければならなかったのだ。
あせった。
あせりは混乱を招き、私たちのイメージは何に向かっているのか分からないときもあった。
しかし、去年の9月24日、社長に連れられ奈良の「秋篠の森」を訪れた日から、私たちの中でイメージの統一が出来た気がする。
「心地よい空間」って何だろう?
「穏やかでやさしい家」って何だろう?
色んな疑問の答えが見つかった。
そして伊礼さんの本。
この本のおかげで、私たちは「木立の家」のコンセプトとなった「素(そ)」というイメージを見つけることができた。
何かを決めるとき、迷ったらこの本を見てイメージをすり合わせた。
色んな人が、色んな要求を盛り込むモデルハウスというものは、建て主のいる家づくりとは違って、とてもさまよい易いものだった。
しかし迷ったらすぐに2人で「素かどうかで決めよう!」と話した。
どちらかが折れそうになったとき、かならず折れていない方が支えた。(ほとんど私が折れて、菅原さんが支えてくれた...アリガトウ。)
1人では、どうしても大きな壁が立ちはだかった時、妥協したり、選択を誤ったりする。
でも、いつも私たちは相談して、そして2人で決めた。
2人で出した答えにはなぜか自信があった。
そんな風にして、2009年を終えた。
しかし、今日書いたことはホントに表面上のことだけ。
もっと苦しんで、悩んで、泣いて。
ドロドロな日々を2人で送ったこともあるのだ。
でも、それは書かない。(興味がある人は直接聞いてみて下さい☆今では笑い話ですから♪)
私が書きたいのは、「木立の家」らしさが生まれた理由。
今日はこれくらいで♪
次は、もっと具体的なトコを。 ではまた。 クボ






