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アナログ

最近、読んだ本の一文。

アナログからデジタルに ・・・ そして再びアナログに。

~ 腕時計の話 ~ 

かつて、時計といえばスイスであった。腕の良い職人が芸術品ともいえる精巧な

機械式腕時計を生産し、世界中に輸出していた。

しかし、1970年代に革新的出来事が ・・・ 。

日本の時計メーカー、SEIKOが小型電池と水晶で動かす「クォーツ式」腕時計を開発。

機械式と比べて、格段に正確で大量生産しやすく、安い。

たちまち市場を席巻してしまった。その後、デジタル時計も登場し、スイスの伝統的メーカーは

存続すら危ぶまれた。

しかし ・・・ 事態は思わぬ方に動く。80年代半ば、デジタル時計がシェアを落し始める。

人間の視覚には、デジタル数字よりもアナログの針の方が時間を把握し易いと改めて

気付き、さらにクォーツ時計の価格が下がりすぎて、時計に嗜好品や装飾品的な価値を

求める人たちによって、それが非常に味気ない代物にうつり始めたとき、かつての機械式

時計を思い出した。それは、ねじを巻いて小さな歯車を動かすアナログ的な構造で、その

奥には芸術的ともいえる職人たちの熟練の技が隠されている。値段は少し張るが、大事に

使い続ければ半永久的に使用できる。究極のアナログ。

現在、機械式時計の市場は完全に復権し、スイスの時計市場は世界の4分の3を占めるま

でになったとか。

なにか、住宅でも同じことが言えるのではないかと思います。

かつて日本の民家は、伝統的技術を継承した匠の技を駆使し自然素材で建てられていました。

それが、いつしか"住宅産業"という言葉が生まれ、生産の合理化を求め、新建材を多用し、

工場生産されるまでに進化してきました。 しかし、そんな住宅の寿命は30年弱。

良いものを造って永く大切に自然体で住む ・・・ 。 24時間デジタル設備で管理されるのではなく

自然素材をたっぷり使い、自然に逆らわない心地よい暮し・・・。 アナログ的発想?

みなさんは、どちらを心地よいと感じられますか?

自然体で暮す "エアパス" のすまい。

是非、その心地よさを、体感しにお越し下さい。

 

すまい工房 奥田和博

 

 

 

 


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