エアパス工法とは
太陽熱や風などの自然エネルギー利用する省エネで環境にやさしい住宅です。
人は、いつの時代も快適な環境を求めてきました。雨露をしのぐための存在だった住まいは、やがて心身にやすらぎをもたらし、家族が楽しさを共有する生活の舞台へと進化を遂げてきました。
そして現在、住まいはライフスタイルに応じた便利さや心地よさが求められるとともに、環境との共生や健康性能、省エネルギーなど、多くの課題にも応えていかなければなりません。
一生に一度の「すまい」は家族の団欒の場であり自然なコミュニケーションの場でなければなりません。
その回答として、私たちがご提案するのが「エアパスの家」です。
機械や動力を使わず、太陽熱や風などの自然エネルギーを利用するパッシブソーラー方式を採用。「断熱型壁体内通気工法」と「ソーラーハウス」と「広がり間取り」を組み合わせて、通気層に自然な空気の流れをつくり、結露や腐食を解消。住まいの寿命を延ばすとともに、住む人の健康にも貢献します。また小屋裏換気口と床下換気口を開閉して、夏型と冬型を切換える「可変型」によって、冬は穏やかな暖かさ、夏は心地よい涼しさを実現しています。
少し前の日本の住宅は高断熱高気密住宅。魔法瓶の家ともてはやされた住宅がありましたがその対局に位置するのがエアパスの家です。日本の伝統工法である木造軸組を基本に、自然エネルギーを利用し、木や土や和紙などの自然素材を用いる、本物の住まいづくり。時代はめぐり、頑なに守り続けたスタイルが、21世紀の主流になろうとしています。
エアパス工法の7つの特徴
1. 床が冷えずに自然の暖かさ
一般の家はいくら暖房しても、床面の温度が低いので、なかなか温まりません。
エアパス工法の家は床・壁・天井の表面温度を均一に高めるので、少ない暖房でも効率よく温まり心地良く過ごせます。
2. 家中どこでも温度差が無くて快適
エアパス工法の家は、壁体内を暖められた空気が循環するため、使っていない部屋や北側の水回りでも温度差がなく、家中がほぼ均一な温度になります。
3. 夏も涼しく過ごせます
密閉型の住宅は、夏は熱気がこもり、蒸し暑くなってしまいます。
エアパス工法の家は、夏型と冬型を切り替える可変型。夏は床下換気口と小屋換気口を開けて熱気と湿気を排出するため、クーラーをほとんど使わずに過ごせます。
4. 押入れが湿りません
冬場や梅雨時は、押入が冷たく湿りがちですが、エアパス工法の家は湿気が少なくカラッとしており、押入の布団はいつもフカフカです。
5. 機械・設備を使用しないので故障の心配が無く安心
エアパス工法の家は、機械や設備に頼らず、住まいの構造そのもので太陽熱を受け入れ、放熱するパッシブソーラーハウス、機械類のトラブルもなく、いつも安心です。
6. 室内の空気が爽やかです。
家の中に入ると圧迫感のないさわやかな空気を感じていただきます。
7. 柱・梁・土台など木材が腐らず、長寿寿命
エアパス工法では壁の中を空気が循環しています。そのため木材は密閉されることなく流れる空気に触れています。高気密住宅に起こりがちな壁の中の結露による腐食がなく、またシロアリの発生を抑えることができます。
エアパス工法の仕組み
夏涼しく、冬暖かい「夏冬可変型」。夏冬衣替えが出来ます。
エアパス工法の家は、冬の日中の太陽熱を壁や屋根から壁体内に取り込んで蓄え、夜間、室内に放熱するので、冬の夜の寒さをやわらげ、補助暖房の使用を押さえることができます。
また、夏は壁体内や小屋裏に入り込んだ熱を、小屋裏のいちばん高いところから排熱することで、夏の暑さのピークをカットし、エアコンの使用を最小限に抑える優れた効果を発揮します。
●夏
太陽熱によって暖められた外側空気層の空気は、温められ気温が上がると、上昇気流となり暖かい空気は建物(壁)内にこもらず、常に排出されているため、室内を涼しく保ちます。
●冬
太陽熱を受ける面の外側空気層は集熱層となり空気を温めます。温められた空気は上昇し、内壁空洞内に入り込みます。温められた空気は家全体に行き渡り、建物を心地良く包み込みます。夜間はエアダンパーによって空気を静止させ、3重[室内側空気+断熱材+外側空気]の断熱層となり、明け方まで暖かさを逃しません。
よりパッシブな省エネシステム
自然エネルギーをパッシブ的に活用し住宅の性能を向上させる工法です。
自然の恵みは時に生活の糧を大きく左右する。私達日本人は自然を神と崇め、自然とともに生きてきました。こうした自然観が家のつくり、生活の中に今なお息づいています。
太陽高度を生かした軒の造り、軒の長さは冬は太陽熱を室内に取り込み、夏は遮熱の役割を果たします。
よしずや簾は日射遮蔽と同時に通風をもたらし、引き戸による室内の仕切りは、夏は室内の熱気湿気を心地よく吐き出し、冬は太陽熱を室内の奥まで取り込む。
外界の自然条件を自然な形で受けいれる。
パッシブソーラーシステムの手法の原点がそこにあります。
エアパスのすまいは、設備、機械、薬剤に頼らず建築的手法で自然エネルギー(太陽熱、生活熱、夜間冷気、風、地熱など)をパッシブ的に活用し住宅の省エネルギー性能、耐久性能を向上させる住宅であります。
エアパスのすまいのもう一つの目的
エアパスのすまいは家族の「こころとからだの健康」を守る住宅です。
省エネ以外でのエアパスのすまいの目的は、人と建物の健康性にあると思います。
余分な湿気はアレルギー疾患の原因になるカビ。ダニの発生につながり、建物内の温度差は脳卒中や心筋梗塞などの引き金となる。
余分な湿気を排出し、温度の均一な室内環境を実現するエアパスのすまいは結果として家族の「身体の健康」を守ることが出来るとおもいます。
さらにエアパスのすまいでは家族の「こころの健康」を守るため、家族の自然なコミュニケーションを目指して「広がり空間」の間取りを提唱しています。
広がり間取りと自然素材の採用で自然と家族が一体となり子供のよい感性を育むことができると思います。
一方「建物の健康」は、建物壁内全体の相対湿度を低下させ有害な内部結露の発生を防止することで守っています。
ベースとしての在来軸組工法
湿気の多い風土の中で、いかに快適な環境を生み出すかということを原点につくられてきました。
日本のすまいは、雨への対策、そして湿気の多い風土の中で、いかに快適な環境を生み出すかということを原点に造られてきました。
屋根を重視したつくり、そしてまず屋根をかけて建築中の構造材を雨から守るということが行われてきました。
さらに軸組工法においては、建築中に木材を乾燥させるという付加価値も生じた。エアパスのすまいの基本は、いかにこの在来軸組工法に適応させるかにあると思います。







